節分に『恵方巻き』を食べる、いまや当たり前のようになった恵方巻。
そんな当たり前になったのもつい最近のこと。
そんな恵方巻の由来や2021年の方角についてもお伝えします。
恵方巻きの由来
恵方巻きは、江戸時代から明治時代にかけて、大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたことに始まったといわれています。
花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り、食べたようです。
名前も恵方巻きという名前ではなく、『丸かぶり寿司』や『太巻き寿司』と呼ばれることが多かったようです。
そして七福神にあやかり、7つの具材を入れて作るのが基本になったようです。
《恵方巻について》②
🍎恵方巻の基本は7つの具材からできている
🍎恵方巻の7つの具材は七福神
🍎節分に食べると縁起が良い
🍎H10年にセブンイレブンが全国発売に
「丸かぶり寿司恵方巻」の名称を採用した
事により大阪地方より広まった pic.twitter.com/mUgx5tBLFK— おばば(今年ものんびり) (@obabaja) February 2, 2015
恵方巻き 方角 角度
節分って?
一般的に2月3日のことを言いますが、本来は季節の分かれ目=季節が変わる前日が節分となります。
なので季節が変わる日=立春・立夏・立秋・立冬のことを指します。その前日が節分となりますので、節分は年に4回あることになります。
2021年の節分は2月3日ではなく、2月2日になります。節分は、その名の通り、季節の分かれ目のこと。立春の日の前日が節分となるので、立春の日がずれると節分もずれるのです。これは、100年単位くらいでずれるのでとっても貴重な事です。
2月3日の立春の前日なので、春の節分ということいなります。
2021年の干支は『辛丑』で、かのとうし、しんきんのうし、しんちゅうなどとよむようです。
干支は10種類の十干(じっかん)と、12種類の十二支の組み合わせで60種類が存在し、60年で一巡します。
2020年は十干が『辛(かのと)』、十二支が『丑(うし)』であり、2つ合わせて干支は『辛丑』となります。
節分の恵方は、この十干からきています。
2021年は辛なので『南南東』となりますので、角度は南から『15°』。
恵方巻の食べ方
恵方を向いて食べるということはよく知られていますが、そのほかの作法もあります。
『黙って食べる』、おしゃべりしながら食べてはだめなんです。
そして『1本丸ごと食べる』刃物で切ってはだめなんです。
7種類も具材の入っている恵方巻き、なかなか1本食べられない、という人向けには、最初から小さな海苔で巻いた太巻きや、小さ目の太巻きも売られています。
ご家庭で作るときは、海苔を小さくしてから巻いてみてくださいね。
刃物さえ使わなければOKですので。
2021年は、『南南東』を向いて、『黙って』『1本丸ごと食べる』です。
おとなしく食べた後は、豆まきをして楽しみましょう。
鬼は外、福は内~♪